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樽前山 *初夏

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 せんじつの長雨で延期していた樽前山に登ってきました。山友達の都合に合わせて、はじめて、午後3時という遅い時刻に7合目ヒュッテを出発。夏至を過ぎたばかりの陽は高く、いまの季節だけは、静かな夕刻の登山ができます。
西日を浴び、人気のない樽前山は、モヤがかかっていつになく神秘的でした。
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東山から西山へと歩くうち、影が長く濃くなってきて、陰影に何度も見とれながら登りました。
西山から下って奥宮まで、お鉢巡りを終える頃には、すこしずつ光がオレンジ色を帯びてきた。
祭りの跡か、足元にいっぱい散らばっていた四角い色紙。
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見慣れたはずの樽前山にだあれもいないこと。刻限のちがいだけで、こんなに表情が変わること。
山の愉しみが広がってゆきます。3時間半の濃密な山行でした。
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by haru733 | 2014-06-26 23:16 | | Comments(2)

手稲山 北尾根コース *初夏

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週末は手稲山に登ってきました。2年ぶり、はじめての北尾根コースにて。
稲雲高校の裏山から伸びる、歩きやすく整備された自然歩道を登って、ロープウェー山麓駅からさらに車道を辿る長丁場な北尾根は、片道11キロ。
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森が気持ち良くつづく道はなだらかで、急登はわずか。いくつかの分岐を間違えないようにすすむこと約2時間。
とちゅう、冬季間リフトの陰から、電波塔立ち並ぶ手稲山がずーっと彼方に見えました。
あんなとこまで歩けるのだろうかと、心配になるほど遠くに。
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旧研修センターの建物がみえて、ややしばらくすると国道にでました。ここにきて初めて、登山者と行き交うことになります。週末だというのにだあれもいなかった北尾根ルートは、間違いなくマイナー・ルートに違いないよ。

かなり疲労したうえ、ロープウェー山麓駅からさらに1時間、味気ない国道を行くのかーとがっくりしていたところ。急な斜面を、皆さんショートカットしていくのに遭遇。
あんまりの急登に尻込んでいたら、声をかけてくださる方がいて、曰く、
「国道は遠いよー。休み休み行けばだいじょうぶ」だそう。背を押してもらったおかげで、ぐんぐん引き離されつつも、味気ない国道と決別して、最短距離で山頂を目指すことができました。
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ずんずん高度が上がるけど、息も上がるし、腿は限界。写真ではなだらかに写るけれど、ここは本当に急峻で、少し登っただけでも立ち止まってしまいます。ゆうに3時間半かかって、やっと山頂に辿りつきました。
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手稲山、標高1023m。
街のむこうに、海をはさんでみえる増毛山地を、幻想的な雲が怪しく包んで奇麗。ぐるり一望できる景観がすばらしくて、ハードな山だけれど何度でも登りたくなります。

下山する頃、にわかに雲が流れて、あっとうまに山頂は霞みに包まれてしまいました。

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はじめて美しいとおもった采配蘭/サイハイラン

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登りでは気づかなかった近道を見つけて、下山は早足、2時間半。長丁場でクタクタになった足が、今日はすこしだけ痛みます。
次はまた、ベーシックな平和の滝コースから登る予定。
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by haru733 | 2014-06-23 23:46 | | Comments(3)

小樽市総合博物館 本館/手宮洞窟保存館

 札幌では雨降りが14日間もつづいた記録的な六月です。あした、キッチンの窓から手稲山が見えたら登ろうーそう決めていた金曜日、手稲山どころか藻岩山さえ見えなかった。
ワールドカップのギリシャ戦を眺めながら、登山支度を整えて、隣町小樽へ車を走らせてみました。
むかうは遠藤山、けれども怪しい霧が登山口にまで流れていてとてもムリそう。となりの塩谷丸山、おたる天狗山...いろいろ足を伸ばしてみたけれど、どこもスッポリ霧に包まれ山の姿さえ見えないのでした。
こんな日は、登山はやめて、市内で館巡りをすることに。

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小樽市総合博物館 本館は、鉄道記念館、科学館、歴史館を兼ね備えた施設。運河沿いには分館があります。
北海道の鉄道の歴史がはじまった小樽らしい、ここにしかない明治期の鉄道資料がいっぱい。
入口正面に置かれた蒸気機関車「しずか号」と客車は、どちらも乗り込んで中を見学することができます。網棚が良いかんじ。レールの資料もずらりと素敵に並んでいます。
感心したのは、ミニチュア模型の充実ぶりで、丁寧に作りこまれた展示のそれぞれに配置されたNゲージが、説明の通りに当時の動作を再現してくれるのでした。
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ものの配置とか、館内の時計とか、ちょっとしたところがナイスセンス。特別展の標本たちも、こじんまりと整然と並べられています。
唯一ざんねんなのは、2階の一室にある科学館でしょうか。狭いスペースに見慣れた展示ばかりで物足りないの。

受付の売店で”みやげもの”を物色したあとは、外へ出て、そのまま道を渡ると手宮洞窟保存館はすぐ目の前です。
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ちなみに、このカッコいい銅像は、アメリカ人鉄道建設技師ジョセフ·クロフォード氏。

手宮洞窟保存館
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おおお。この不気味さいい。先日の夕張石炭博物館を思い出します。
ひんやりどころか寒い。説明スイッチを押さない限り、明りが灯らない狭く暗い洞窟館内。職員さんは、受付に一人いらっしゃるだけ。
ほかに見学する方がいたから、なんとか平気だったものの、はじめからひとりだとちょっとビビってしまったかも。
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手宮洞窟には、国内にわずか2例しかない、1600年前の壁岩彫刻がのこされています。 (画像お借りしました)
文字にみえるけれど、四足動物や人なんだそう。

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きょうの”みやげもの”。ガラスの蓋付シャーレと小樽のコール。古物棚の真ん中に飾る。
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by haru733 | 2014-06-20 00:00 | | Comments(0)

私の男 (2013年) あれは私の全部だ!

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 とてもすきな桜庭一樹さんの原作を、熊切和嘉監督が映像化した『私の男』。
 奥尻島を襲った津波で、10歳で孤児となった花を引き取り、父となった遠縁の男・淳悟。北の大地で寄り添うように暮らす孤独なふたりが築いた、家族という名の濃密な世界と、やがて待ち受ける悲愴な運命を描く―。

タブーだらけの原作を、こんな風に映像化できるひとは、きっと邦画界にそう何人もいないとおもう、若き俊才、熊切監督の手がける文芸物は、どれも好きです。北海道、紋別市の厳しいオホーツクの自然を、北国で生まれ育った監督が見事に切り取っていく。

当然の成り行きのように堕ちていく、花と淳悟の暮らしは猥りがわしい。ニセの父娘は、実際血より濃い血脈で繋がれて離れられない。退廃的でだらしがないのを隠していても見つかって、ふたりは、いつしか血に染まり、気狂いのように罪に手を汚してしまう....二人に明るい未来が訪れることはけしてなかった。

禁忌いがいの何ものでもない、不道徳な結びつきなのに、互いに求め合う姿に嫌悪感だけを抱くことができないのはなぜだろう。救いのない父娘の終着点を、きちんと見届けたくなる。
大人になった花がキレイにお化粧をして、恋人を連れてくるようになった時、淳悟は相手の男にこう言う。

「花はあんたに扱えるような女じゃない」

そうだ。普通の愛らしいお嬢さんのように生きていても、花は違う。そんな”花=女”という生き物がちょっと怖くなる。女が化粧の奥にどんな素顔を隠しているかなんて、だれにもわからない。それは花だけじゃない、”女”は複雑な生き物だとおもうから。
別人のように変わる二階堂ふみちゃんの熱演に、目が離せなくなる。

うれしかったのは、割愛されるだろうとおもっていた、原作での印象的な絡みシーンが端的に映像化されていたこと。私的に、あって欲しかったのは、ふたりがいつも気だるく名前を呼び合っている姿なのだけど、贅沢はいえないか。
しばれる冬の夕刻、帰宅した淳悟と帰りを待っていた花が、坂の道で交わすキスは、本編で一等すきな場面だった。
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最初の犯罪を犯してから故郷を離れ、都会で暮らし始めたふたりに、北国の情景が、さらに重力を増して迫ってくる、深いドツボに嵌っていく歪んだ関係に哀切を加味するのは、やっぱり冬の紋別の情景なのがすてきだ。

原作を読んでいると、淳悟のイメージは吉井和哉さんで、浅野忠信氏は健康体すぎる嫌いはある。どうしようもない男像として、頬がこけて茶色の髪をだらしなく伸ばした淳悟を想像しながら、ふと長年ファンだった渡部篤郎氏が演じる淳悟を見てみたいとおもってしまった。「花ぁー」と覇気なく呼ぶ声は、もしかすると浅野忠信氏よりずっとイメージに近いものになっていたかもしれないよ。

(129min)
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by haru733 | 2014-06-17 17:18 | 日本映画 | Comments(2)

マン・オン・ワイヤー (2008年) 美しき自由の伝説

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 アメリカ同時多発テロ事件911で崩壊した、ワールド・トレード・センタービルに、かつて鋼鉄のワイヤーをはって綱渡りした男がいた。名前はフィリップ・プティ、フランスの若き大道芸人。
その、無謀かつ美しく詩的なパフォーマンスへのチャレンジには、多くの仲間たちの支えと周到な計画とがあった。途方もない夢を抱いたプティが、それを実現させるまでの長き道のりを、関係者の証言を挟みつつ、当時の映像と再現ドラマを織り交ぜ明らかにしていく衝撃と感動のドキュメンタリー。

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もうとても現実とはおもえないほどすばらしい、遥か上空の揺るぎないプティの歩み。神々しい彼の表情と仕草のひとつひとつに目を逸らすことができない。
着実に夢の成功へとむかった若者たちの挑戦、友情と反目、栄光とその先にあるもの―。

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己の能力を100%信じる自信に満ちたプティは無敵で、命懸けの挑戦さえ美しい見世物に変わる。
1974年のニューヨークから、時を経て、今なお目撃するすべてのひとの心を掴んで離さない、この夢のようなひと時は、ドキュメンタリー映画の枠を超えて、深い感慨で包みこんでくれる。

あんなに愛しあっていた恋人との別れ。彼を支えた仲間たちとの決別。
綱の上では時空さえ超越したかにおもえるプティでも、夢を叶えた先にあったのは、けして栄光だけではなかった。当然、時は移ろい、人々や時代は変わりゆく。
なによりも、いまや老い、あの頃の自信と技術と夢は過ぎ去り、相応に肉体の変化したプティ氏の歩みを見つめていると、おおきな切なさに見舞われるのはどうしたことだろう。余韻はそこはかとなく。

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(監督 ジェームズ・マーシュ/95min)
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by haru733 | 2014-06-17 01:21 | イギリス映画 | Comments(0)

グランド・ブダペスト・ホテル (2013年) 究極のおもてなしとミステリーへようこそ

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 ウェス・アンダーソン監督の最新作は豪華キャストを迎えて贈る群像ミステリー・コメディ。
 1932年、ヨーロッパの一流ホテル"グランド・ブダペスト・ホテル”のとある常連客をめぐる殺人事件。その遺産争いに巻き込まれた伝説のコンシェルジュ、グスタヴ・H(レイフ・ファインズ)は、忠実なるベルボーイ、ゼロ・ムスタファ(トニー・レヴォロリ)と共に、自らの誇りとホテルの威信を懸けて事件を解明すべく繰り広げる大冒険の行方をユーモラスに描く。
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評判のすこぶる良いウェス・アンダーソン作品の過去作を辿りたくなる面白さ。
見た目に可愛らしいホテルᰮでの室内劇にはじまり、投獄・脱獄・追跡・逃亡と、めまぐるしく展開する、『ダージリン急行』を彷彿するロードムービー。色彩豊かな手作り感あふれる、底抜けに明るいキッチュな世界観。ミニチュア撮影などまさしく、ミシェル・ゴンドリーやロイ・アンダーソンの、あの敬愛する雰囲気に似ているのだけれど、、なぜだろう、心底楽しむ気分には至らなかった。それはきっと、陰気あっての陽気さが好きだから、根っから陽気なだけは物足りないのかも。
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アンダーソン作品を辿っていくと、壮年になってますます魅力的なビル・マーレイ氏が、毎度キャスティングされている。何年も前からマーレイ氏の魅力に気づいていたのだなあ。ジェイソン・シュワルツマンをはじめ、コッポラ一族へと繋がる、素敵なトライアングルが形成されていて、本編の豪華顔ぶれと合わせて豊かな人脈が垣間見えるよう。
ちなみに、ミニチュア撮影を使った、痛快なスキー追跡シーンは噂通りの可笑しさ。だいすきなロマン・ポランスキーfilm『吸血鬼』の素敵な滑降シーンを思い出した。

(100min/イギリス=ドイツ合作)
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by haru733 | 2014-06-16 23:58 | イギリス映画 | Comments(0)

小天狗岳 *初夏

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 微妙な天気のなか定山渓の小天狗岳へ。朝からの雨は細かく降りつづいているけれど、前回の灼熱地獄をおもうと、多少の雨さえ清々しいのでした。
定山渓ダムの堤下、ダム下園地には見学者の車がちらほら。平日の地味な山は、やはり閑散としています。入山届に記入しながら、こんなお天気の日には、あとにも先にもわたし一人かもしれないとおもうと、またしても心細いのでした。
それでも気を取りなおして、いざ。

小天狗岳は800段の階段がある、急登のおおい、ピリリと辛い山らしい。
せんじつ有珠山で登ったのは、木製階段600段でしたが、こちらはもはや木も朽ちて階段と呼べる代物ではありません。ゆえに800段とか、もうなにも関係のない、つらい急登。
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朽ちたあとの鉄の鋲が飛び出ていて、なんとも危なっかしい登山道は、下りの方がもっと危なかった。
幾つか倒木をくぐり、シマリスに会い、そのうち、景色は靄のなか。

熊がこわいときは、ナウシカの台詞で自己暗示。”大丈夫、わたしはあなたがたの敵じゃないの”
これ、けっこう良いかも。
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1時間で頂上につきました。小天狗岳、標高765m。
きょうは靄でなにも見えないけれど、晴れていれば景観の良い山です。頂上の標識が方位盤にもなっていて、眼下のさっぽろ湖をはじめ、周囲の山々の名前が記されていてうれしい。見えないけど。
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すぐに下山をはじめて、しばらくすると、一瞬晴れ間がみえるほど、天気が回復してきました。
木のあいだから、さっぽろ湖がチラリと見える。賑やかな蝉の声がさらに五月蝿くなります。
半分ちかく降りてきたころ、きょう初めて、登りの方とすれ違いました。

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 崑崙とは中国古代の伝説上の山なのだそう。


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樹海橋というステキなネーミングの橋のしたを、三度くぐればもうすぐ登山口。下りはあっという間でした。
すっかり青空までのぞいて、遠くの山がきれい。
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登山後、ダム資料館へ寄るのが密かな楽しみでしたが、、月曜は休館日....ショーック。
ダム内見学通廊へと回ってみると、中は9℃、とっても涼しい。けれど見るべきものはなく、大人しく帰路につきました。
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by haru733 | 2014-06-09 23:22 | | Comments(2)

ヘルタースケルター (2012年) 最高にしっちゃかめっちゃかな茶番

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 岡崎京子の伝説的コミックを実写映画化。全身美容整形という秘密を抱え、モデルの頂点に君臨するヒロインの際限ない欲望と転落への道のりを、過激な性愛描写と極彩色のヴィジュアルで描き出す―

写真が本職である蜷川実花監督の審美学。色、色、色で溢れたキッチュで狂った世界は、当時世間を騒がせた大胆さだけのイメージを払拭する良さだった。
スキャンダラスな私生活がぴったりな沢尻エリカ氏を起用して、肉体と精神の壊れゆく女モデルと、芸能界の裏側、美容整形業界の暗部を混沌状態に描く。
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カラフルなスチールをみているだけで目映い。いまさら本編をみるきっかけになったのは、立て続けに蜷川実花という名を耳にしたせいですが、当然映画は本職でないにしても、2時間を飽きさせない才能はお父様譲りということになるのでしょうか。
過激さや画面がフシギと似ている、父・蜷川幸雄氏の監督作、『蛇にピアス』の方が、私的には好きだけど。金原ひとみさんの原作が良いのと、吉高由里子、高良健吾、ARATAの3人がとても良いのと。ちなみに、『ヘルタースエルター』にも金原ひとみさんの名前が最後のほうにクレジットされていました。
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女優・沢尻エリカありきの作品のなかで、ライバルを演じた水原希子ちゃんの存在感はずば抜けてすごい。女優デビュー作、『ノルウェイの森』からして堂々たるものでしたが、本職・モデルとして、このスキャンダラスに消費されていく美への渇望と絶望をどんな思いで演じたのだろう。
若さと美への虚無感に溢れた本編をみていたら、先日、永遠のアイドル聖子ちゃんが「50越えて楽になりました...」と言っていたのを思い出した。

 (127min)
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by haru733 | 2014-06-09 16:38 | 日本映画 | Comments(0)

『幻視街』 半村良

d0235336_20533127.jpg ことしは本を読むペースが遅い。
おもうに、『家畜人ヤプー』に取りかかってからというもの苦戦をしいられ、器いっぱいの唾液を飲まされる悪夢をみたりして、ちょっとヘンテコだった。ヤプー5巻までコンプリートするには、もう暫くかかりそう。

そんな合間に読む本は読みやすいのがいい。いつか小樽文学館のリサイクル本コーナーでいただいてきた、半村良さんの『幻視街』。装丁と目次タイトルが素敵だったのです。
奇妙なファンタジー・オムニバス。収められている14篇のうち、冒頭の2篇だけ長く、ほぼ半分を占めます。

獣人街
巨根街
夢中犯

無縁の人
失われた水曜日
他人の掟
幻視人
衝動買い
黙って坐れば
蒸発
黒の収集車
ボール箱
赤い斜線

どれも日常にふと入り込む異世界の趣。近ごろ全然おもしろくない『世にも奇妙な物語』に、ぜひ映像化してほしい。むかし読んだ星新一、筒井康隆の奇妙なSF短編集を思い出します。

仕事ちゅう、この本を読んでいたら、同僚の方が興味深い半村良作品について教えてくれました。
ムー大陸2000年の歴史を描いた大河小説『太陽の世界』。全80巻となる構想が、作者が亡くなって18巻で中断してしまったそうですが、なんだかちょっと面白そう。いつか偶然の出会いがあれば、読んでみたいものです。
そんなわたしは、何読んでいるの?と聞かれ、ちょうどその時読んでいた第2話『巨根街』を開いて見せるのでした....。
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by haru733 | 2014-06-09 15:22 | | Comments(0)

ベランダから

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 数年前、ベランダにやってきたブルーベリーが、瀕死の重体から復活を果たしたのは昨春。
ことしは花をつけました。こんな根元に細々と。
ピーマンの花も咲きました。緑色ばかりの、わがやのベランダです。

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きょうも休日で、いまはなきチョロンさんで購った籠バッグに大穴があいて
太めの麻紐で直してみました。
自転車のハンドルに引っ掛けて、タイヤに巻き込んだのです...
凸凹でカッコ悪いけれど、どうにかまた使えそう。

今日のお酒。ホワイトベルグ。
コリアンダーシードとオレンジピールの香りが爽やか。
いつからか、発泡酒を飲むと頭痛がするという、悲しき贅沢なからだにも
このお酒はなぜか大丈夫。
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by haru733 | 2014-06-04 20:28 | 日常 | Comments(0)


映画,読書,山,古物をめぐる―日々のきろく


by haru733

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