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ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015

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 はじめての『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』へ。メイン会場であるアディーレ会館ゆうばりには、大勢の観客や関係者が集まってすごい熱気です。
25周年を迎えた映画祭が、年に一度、過疎の町に人を集める立派なお祭りとして定着している。目の当たりにすると、こころからいいなとおもいます。
夕張のゆるキャラ、メロン熊くんが、迫力の襲い芸でお出迎え。ガウガウされるとまぢおっかない。


こんかい鑑賞したのは『インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門 プログラムD』でした。


d0235336_2063928.jpgd0235336_2065134.jpg『カー子のスワローハット』 大岩智佳監督 2014 日本/28min
『Green Glows』 白田明日香監督 2014 日本/20min


d0235336_207381.jpgd0235336_207228.jpg『恵まれたマシーン ⅴ』 ジョシー・マリス監督 2014 アジアプレミア/12min
『真田志郎、5年生になる』 ダニエル ・トイヴォネン監督 2014 ワールドプレミア/30min


個人的に気に入ったのは、アニメーション作品の『Green Glows』でした。不思議な姿をした動物たちが、うつくしい森で、吐息のように生きては死んでいく―。ささやくようなオリジナル言語のやわらかさとはうらはらに、残酷で、儚い。とても惹かれる世界でした。
驚いたのは、いかにもアニメ怪獣大国日本らしい、軽いノリの『真田志郎、5年生になる』という作品。なんと、山田洋次監督の映画に憧れて留学してきたという、フィンランド人学生の卒業製作。客席に笑いが起こる遊び心満載な作品で、日本人の感性をよく捉えていてびっくり。
『恵まれたマシーン ⅴ』は創世記からとどまることを知らない人類殺し合いの歴史を、風刺を込めて現代に至るまで描いたおもしろくも考えさせられるアニメーション。台詞がないのが魅力。
『カー子のスワローハット』だけが全編こそばゆくて、どうも苦手でした。「新潟市水と土の文化創造市民プロジェクト」だそう、なるほど。

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上映後は、監督たちのトークライブを。撮影の苦労や裏話をきいて、会場をあとにしました。


ここまでやってきたからにはと、迷わず寄り道した先は。もちろん『幸福の黄色いハンカチ』―思い出ひろば。来たことあるような、ないような。
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喫煙所を囲む、すりガラスの風情が懐かしい。むかしの家はみんなこんなガラスだった。

立て付けの悪いドアをこじ開け、長屋のなかへと入ると、そこは一面黄色のメッセージカードで埋め尽くされた、一見怖いくらいの空間が広がっています。(ローカル表現では、幸福駅のよう)

高倉健さんが亡くなって、はじめて、テレビの追悼放映で観た『幸福の黄色いハンカチ』はおもしろかった。
大御所たちの、うら若きころ。ロードムービーが映し出す、懐かしい北海道各地の風景に目を見張りました。
さすが山田洋次作品は、いつだってコミカルでユーモラスで、それでいて切ないぬくもりがあります。敬愛すべき名匠です。
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帰り際に、メッセージカードを書きました。

「健さん、ありがとう。映画ばんざい。」 

これからもいろんな映画に出会って、泣いたり笑ったり叫んだりすることがすごく楽しみになりました。わたしは本当に映画が好きなんだ。
いつか、もうすこし近い場所で関わっていけるように、この一年をがんばろう。
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by haru733 | 2015-02-22 21:41 | 鑑賞 | Comments(0)

大麻高等学校吹奏楽部定演 Kitara大ホール

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 高校生の定期演奏会ラッシュの秋。吹奏楽をやっている家人にくっついて、お隣、江別市にある大麻高校の定期演奏会へ出かけてきました。会場がKitara大ホールというのに引かれたのでもあります。
ことしのコンクールは(中学の部)、付き添いの当番を買って出て、一日Kitaraで荷物番をしながら、舞台裏をのぞくことができた幸せな年でした。札幌の学生は贅沢な環境にあること、地方に育つとそのことがよくわかるのです。おなじように、観客の側からもその贅沢を享受できるいま。いっぱい生の音楽を聴こうとおもっていたのに、けっきょく今年も、まだ2度目のKitaraホールなのでした。年末の第九が、聴けるといいな。

ポップスや着ぐるみで、観客を楽しませる賑やかな定演が多い中で、大麻高校はずっと一貫して誠実でまじめな演奏会でした。選曲も衣装も司会も遊ばす、アンコールは部員みんなで合唱するのが慣例となっているみたい。ことしは東日本大震災の応援ソング『花は咲く』でした。とことん真っ直ぐです。美しい歌声に、縁もゆかりもない高等学校の定演で、うっかりまさかの感涙。。
夜も更けて、じんわりと感動しながら帰路につきました。
ひたむきな青春の影をみると、いつも切ない気持ちになります。
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by haru733 | 2014-10-13 23:13 | 鑑賞 | Comments(0)

上富良野トリックアート美術館

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 秋の気ままなドライブは上富良野町にあるトリックアート美術館へ。立ち寄るのは2度目になります。ふつうのミュージアムとはちがい、作品に触れるのも、写真を撮るのも自由な参加型。

入口の大きな象の絵と、大作以外は記憶にないので、ずいぶん掛け替えられたのでしょうか。しかし、こんなにつまらなかったっけ.....?
ほとんどの作品を、上海出身の画家・陳西瑜(ちんせぇゆ)氏がひとりで手がけています。本物と見紛う写実性にかわらず、見飽きてきてしまうのは、雰囲気がどれも似ているからです。

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ついてきて、しきりに話しかけてくる洋服屋さんのような、ガイド嬢の解説攻撃がつらかった。マイペースに鑑賞しているお客は放っておいて、代わりにパンフを刷って配ってくれたらそれで良いのに。
ラオコーン、最後の晩餐、ピエタと...贋物を観るそこはかとない虚しさをかんじながら館をあとにしました。
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館の裏手には、深山峠の標識が立ち、雄大な十勝岳連峰が広がっていました。あいにくこの日は、雲で半分隠れていたけれど。
案山子コンテストの入賞作品が散策路にずらっと並んでいて、最優勝者のゴローさんが一際輝いていました。ハウルのカカシ君もいいかんじ。

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週末のお土産。帰り道の三笠にて。ざっくりしたアンモナイト。苦味が美味しそうな野草入り岩塩(うど)。
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by haru733 | 2014-09-08 00:03 | | Comments(2)

札幌国際芸術祭 2014/赤れんが特別展示「伊福部 昭・掛川 源一郎」展/チ・カ・ホ

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「伊福部 昭・掛川 源一郎」展

 札幌国際芸術祭の会場のひとつ、旧道庁赤レンガへ。常設展示と合わせるとちょうどよい見ごたえです。
伊福部昭さんは、ゴジラの映画音楽で有名な作曲家。直筆のスコアなど整然と並ぶなか、科学映画の『霜の花』が上映されているブースがおもしろい。
中谷宇吉郎氏による霜のお話と、モノクロの結晶映像に、氏の曲がとてもよく似合う。
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*こちらはお借りした画像です

写真家、掛川源一郎さんコーナーのお気に入りは、直筆ノート。10代の頃、弟と交わしていた交信誌はページ数も豊富で、緻密な文字が印刷したみたいに並ぶ。家族や友人や野菜のこと、写真を交えて記事にした日常の記録は、ちまちまぶりが魅力です。
出版物や活字への憧れ募る10代の、時間だけはたっぷりあった手作り期を思い出しました。
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*こちらもお借りした画像です



チ・カ・ホの芸術祭/「BLIND BOOK MARKET」

 チ・カ・ホで特におもしろかったのは、この企画でしょうか。ダンボール箱で作られた本屋さんには、包装されて中身のみえない本が並んでいます。
前の持ち主の方が書いた”おすすめレビュー”を頼りに、持参した本と交換する試み。ラッピングされた本は、タイトルも著作名もわからず、知らない誰かの”言葉と字体と内容”だけが頼り。あとは厚さや大きさも決め手になりそう。
いくつかすてきなレビューを見つけて選んではみたけれど、前もって用意をせずに、手元には読みかけの『魔の山』下巻しかないのでした。しかたがないので今回はとりあえず眺めるだけ、ということで。

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この日は健康診断でもらったお休みで、寄り道しながら予約の時間を待っていました。
誘惑のおおい駅前にたどり着き、まだ余ったひと時に、初めて”そらのガーデン”へ。
北国では珍しい屋上庭園には、風にそよぐススキや野の草花のように自然なグラスガーデンが広がっていて愛らしかった。
ばったり会った友人と話しこんでいたら、あっという間に予約のお時間。
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by haru733 | 2014-09-04 11:41 | 鑑賞 | Comments(0)

札幌国際芸術祭 2014/札幌芸術の森会場

 この夏、札幌では札幌国際芸術祭が開催されています。テーマは”都市と自然”。坂本龍一氏をゲストディレクターに迎えて、7月から9月の72日間、9つの会場で様々なアートプロジェクトが展開されているものの、いまいち、本質の掴めない祭典だという声が、実際にはおおいのだけど。
人間と自然が共生する街として選ばれた札幌にせっかくいるのだから、ひとつくらいは触れたいと、私的に居心地の良い芸術の森へ出かけてみました。

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                                                    『  鈴』 (2013) 三原聡一郎 

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旧有島武郎邸の2階に2作品。放射線感知回線が内蔵された風鈴が、ガラスドームのなかで不定期に小さく鳴る、設置場所も合わせてすてきな作品。
万華鏡は祭典に関係なく、春にここへやってきた、北海道出身の万華鏡作家さんによるもの。いつもはオルゴールの「モルダウ」が流れるのだけれど、2階の風鈴が聞こえなくなるので封印中。でも、ボランティアさんがこっそり聴かせてくれました。

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                                   『ヴァルト・アウス・ヴァルト(林による林)』 (2010‐) 栗林隆


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                                          『unicolor』 (2010-) カールステン・ニコライ

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                                          『FOGSCAPE#47412』 (2014) 中谷芙二子
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美術館内の作品はおもしろいものばかり。つぎはなにが来るかとワクワクしてきます。
ポッカリあいた穴から、真っ白な和紙の林を覗き上げる『ヴァルト・アウス・ヴァルト』は、普段見せない物品庫にまで増殖していて、自由に梯子を登り、資材の間からも白の世界を体感できる作品。
幅16mに渡ってカラフルにコード化された映像が映し出される『unicolor』は、広々した真っ暗な空間に、鏡によるさらなる無限効果を得たスクリーンが近未来のようで幻想的です。

そうして、中谷芙二子さんによる霧のアートは、一等すきな五感体験でした。自然と建物とアートが、ほんとうにひとつになるよう。
人口霧で辺り一面真っ白になって、日差しが遮られて、一気に涼がやってくる。風景に溶け込んであっという間に形を失っていく霧の彫刻は、美しくて儚くて、何度みても見飽きない、おなじ造形の二度と生まれない奥深い作品でした。


思いがけない見ごたえで、つい長居してしまいそうな、札幌芸術の森会場なのでした。芸術祭というくくりは、いまだに判然としなくても、都市で自然に親しみながらアートする、コンセプトに沿った展示がとてもたのしかった。
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by haru733 | 2014-08-29 00:28 | 鑑賞 | Comments(0)

苫前町郷土資料館・考古資料室/三毛別羆事件現場跡地

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獣害史上最大の惨事といわれる”三毛別の羆事件”を見るため、高速を飛ばしてオロロンラインに位置する苫前町へ。
三毛別羆事件とは、大正4年、原野を開墾していた入植民たちの村をヒグマが襲い、10人中女子供を含む7人が食い殺されたというもの。4日後、マタギに射殺された羆は380キロの巨体。隠れる穴が見つからずに冬眠を逸した凶暴な”穴持たず”だったという。

郷土資料館には、目撃者による手紙や当時の新聞、関連書籍など、事件にまつわる貴重な展示が並んでいます。民家を再現した、襲いくるヒグマの図がなにより恐ろしい。
堂々たる剥製は国内最大のヒグマ”北海太郎”、500kg。それにしては見た目驚く程のサイズじゃないのは、剥製になって縮んでしまったせいかしらん。
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この応接室なる不気味な部屋で、事件を題材にした映画 『羆嵐(くまあらし)』を視聴することができます。
受付で先客の方がビデオ再生をお願いしたのを機に、そっと後ろから途中入室。
昭和55年制作、三國連太郎、森田健作、石橋蓮司、前田吟といった錚々たるキャスティング。
ちょっとした再現フィルムかとおもいきや、90分の本編を45分ほどに編集した本格派。古いモノクロ画面がおどろおどろしく、くだらないホラー映画よりもずっと怖かった。
この日は日帰りの強行軍ゆえ、途中までしか観られなかったのが、とても残念....。

ヒグマコーナーのほかにも、土地ならではの郷土資料として、農林・漁業の用具や、戦時中の遺物などが展示されています。外観よりも広く感じるのはTの字の造りで奥行があるせい。
特別展示室のある長い廊下を抜けると、考古資料室があります。
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『考古資料室』
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皮を着たブロンズ像とセイウチがちょっとキモチ悪いけど迫力満点。ほかに、アンモナイト、土器などあるものの、さっと眺めて館をあとにしました。
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『三毛別羆事件現場跡地』
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かわいいクマの案内標識に沿って、血の惨劇があったとは到底おもえない ”ベアーロード”をひた走ること15キロ。いきなり車同士すれ違うのもやっとの細い林道になり、その果てに事件現場はありました。跡地には私たち以外だーれもいない。目の前に、ドデカいハリボテがすでに見えている!実際、この付近ではいまも羆が目撃されているそうで、注意を促す案内が切実です。
事件のあらましを読み、跡地の碑から、復元された当時の簡素な住まいのなかを見物しました。
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こんなに脆弱な家で雪国の冬を過ごして、ヒグマに襲われた....嗚呼、それはなんと身の毛もよだつこと。
クマが出そうな恐怖感とは、また別の異様な空気も、辺りには漂っているのでした。車が一台やってきて、入れ違いで現場をあとにしました。
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by haru733 | 2014-08-04 22:57 | | Comments(0)

小樽市総合博物館/運河館

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 火曜日、所要があって小樽へでかけたついでに、小樽市総合博物館/運河館へ寄り道しました。
前回行ったのは本館、こちらは運河に面した素敵な立地の分館ということになります。旧小樽倉庫跡を利用した味わい深い建造物は、明治26年に建てられたものだそう。

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中庭を挟んで第一・第二展示室にわかれた内部は、第一展示室でまず、小樽の歴史や郷土や文化を見学します。しかし真新しいものは少なく、さっと眺めて中庭へ出ました。

いま館は瓦屋根の工事中。残念なことに、すてきな建物全体が足場とシートで隠れているのでした。瓦屋根に鎮座しているシンボルマークの”鯱”も解体されて地上へと降ろされ、中庭で出番待ち状態。そのおかげで間近に眺めることができるのは、ラッキーと言えなくもなし。

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中庭を挾んだ第二展示室は自然資料や土器などが展示されているブース。ここからが俄然おもしろい。
標本や剥製が並ぶ館内は、狭いながらも魅力的です。リアルなキノコ模型など、ぜひひとつ我が家にもほしい。

本館もそうでしたが、小樽の博物館はどことなしかハイセンスで、見やすくて味わい深い気がします。混沌とは真逆の整然とした味わいがあって、居心地が良いのです。
確信犯的にドキッとさせる絶妙な配置の人物模型に人知れず感心したりするのでした。

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これでもかといわんばかり、壁一面の土器たちがある意味シュール。
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by haru733 | 2014-08-01 10:05 | | Comments(0)

映画館 シネマ・トーラス

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 所用のついでに苫小牧市へ足を伸ばして、シネマ・トーラスへ行ってきました。
館の歴史は16年、北海道にわずか5館となってしまったミニシアターのうちのひとつです。
映画の魅力を極めたいと、過疎化の進む海辺の街で上映をつづける、単館映画ファンには貴重な存在。

スクリーンの数はひとつ、座席数はわずか40席。蠍座で55席だから、よりこじんまりして感じました。
昔ながらの雰囲気に懐かしい匂い。スクリーンへの出入り口にドアはなく厚地のカーテンなのが良い味わい。上映中、ときおりロビーから、受付の声が聞こえてきます。

日曜初回の上映は、ドキュメンタリー『世界の果ての通学路』でした。12人ほどの観客の中に、家族連れの姿もあって、なんだか微笑ましかった。子どもたちにも観て欲しい、良質なドキュメンタリーでした。

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ロビーはこじんまりと、イスも少なめ。壁には上映予定のタイトルがずらりと並んでいて、そのなかから観客が投票して選ぶシステムになっているようでした。さすがに本数は多くはないけれど、次回作以降のラインナップも魅力的でした。

広い北海道にミニシアターわずか5館。少なくなったものです。これ以上減ることはないと信じたいものです。
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by haru733 | 2014-07-07 09:43 | | Comments(0)

小樽市総合博物館 本館/手宮洞窟保存館

 札幌では雨降りが14日間もつづいた記録的な六月です。あした、キッチンの窓から手稲山が見えたら登ろうーそう決めていた金曜日、手稲山どころか藻岩山さえ見えなかった。
ワールドカップのギリシャ戦を眺めながら、登山支度を整えて、隣町小樽へ車を走らせてみました。
むかうは遠藤山、けれども怪しい霧が登山口にまで流れていてとてもムリそう。となりの塩谷丸山、おたる天狗山...いろいろ足を伸ばしてみたけれど、どこもスッポリ霧に包まれ山の姿さえ見えないのでした。
こんな日は、登山はやめて、市内で館巡りをすることに。

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小樽市総合博物館 本館は、鉄道記念館、科学館、歴史館を兼ね備えた施設。運河沿いには分館があります。
北海道の鉄道の歴史がはじまった小樽らしい、ここにしかない明治期の鉄道資料がいっぱい。
入口正面に置かれた蒸気機関車「しずか号」と客車は、どちらも乗り込んで中を見学することができます。網棚が良いかんじ。レールの資料もずらりと素敵に並んでいます。
感心したのは、ミニチュア模型の充実ぶりで、丁寧に作りこまれた展示のそれぞれに配置されたNゲージが、説明の通りに当時の動作を再現してくれるのでした。
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ものの配置とか、館内の時計とか、ちょっとしたところがナイスセンス。特別展の標本たちも、こじんまりと整然と並べられています。
唯一ざんねんなのは、2階の一室にある科学館でしょうか。狭いスペースに見慣れた展示ばかりで物足りないの。

受付の売店で”みやげもの”を物色したあとは、外へ出て、そのまま道を渡ると手宮洞窟保存館はすぐ目の前です。
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ちなみに、このカッコいい銅像は、アメリカ人鉄道建設技師ジョセフ·クロフォード氏。

手宮洞窟保存館
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おおお。この不気味さいい。先日の夕張石炭博物館を思い出します。
ひんやりどころか寒い。説明スイッチを押さない限り、明りが灯らない狭く暗い洞窟館内。職員さんは、受付に一人いらっしゃるだけ。
ほかに見学する方がいたから、なんとか平気だったものの、はじめからひとりだとちょっとビビってしまったかも。
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手宮洞窟には、国内にわずか2例しかない、1600年前の壁岩彫刻がのこされています。 (画像お借りしました)
文字にみえるけれど、四足動物や人なんだそう。

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きょうの”みやげもの”。ガラスの蓋付シャーレと小樽のコール。古物棚の真ん中に飾る。
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by haru733 | 2014-06-20 00:00 | | Comments(0)

「氷点」50年 三浦綾子フォトメモリアル

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 三浦さんを追い続けた写真家・後山一郎氏による写真コレクション80点を軸に、現代に息づく三浦文学を見つめる展覧会。道立文学館にて。

三浦綾子さんを読んでいたのは高校生のころです。高2の夏、読書感想文に選んだ『道ありき』が、ひょんなことから甘酸っぱい恋の思い出になって以来、読み返すことはない代わりに、忘れることもなかった。
写真をとおして、病魔に苦しめられた三浦さんの人生をみつめ返したら、敬虔なクリスチャンが生んだ作品群を、もういちど素直に読み直してみたくなりました。

じつはずいぶん前から、病身の妻の創作活動を口述筆記で支えた、夫・三浦光代さんというひとが、作家とおなじくらい気にかかるのです。慈愛に満ちた笑顔、その居住まい、後山一郎さんの写真はそれを見事に捉えています。
病気にさえ感謝して、いつでも信仰ぶかかった子どものいない夫婦が、生涯、理想的なカップルでいたこと。そこに宗教がどんな役割を果たしたか、つと考えてしまいます。

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帰り道に寄った旧小熊邸は昭和レトロな建物。北大の小熊博士の邸宅で、いまでは『ろいず珈琲館』としてカフェになっています。『美術の物語』を読み進めながら、珈琲でシナモントーストをいただきました。
裏山に整備された道があって、ライラックや藤がキレイでした。
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by haru733 | 2014-06-02 21:54 | 鑑賞 | Comments(0)


映画,読書,山,古物をめぐる―日々のきろく


by haru733

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あけましておめでとうござ..
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あけましておめでとうござ..
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