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夕日岳 *春

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 定山渓の山、夕日岳に登ってきました。朝日岳とセットで登れる山ですが、こんかいは単体で。八剣山につづき、きょうも快晴、単独行。
定山渓神社の手前で地図を開いてもたもたしていたら、地元の親切なおばさまが、登山口まで案内してくれました。「気をつけてね」の言葉を背にいざ入山。
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ひとりだと、改めていろんな恐怖があるものですね...。週末の賑やかさとはうって変わって、入林者名簿にはまだひとりの記載もありませんでした。行けども行けども誰もいない。
熊出没注意の看板を横目に、ときおり蜂の羽音が耳元で唸ります。どうしても「もしも...」のことを考えてしまうから、熊鈴全開、鉢合わせしたときのシュミレーションもばっちり。羽音が近づいたら刺激しないように熊鈴消音。
40分ほどで冒頭のよい眺め、見晴らし台につきました。
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ここまではずっと木々に覆われていて気持ちのいい道。大きくトラバースするのでけっこう楽です。
眼下にみえるのは定山渓の温泉街で、とおくの雪に覆われた見事なお山はたぶん余市岳。
豊富な草花に彩られた山道はややメルヒェン。
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↑ シラネアオイ                   カタクリ ↓

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↑ ニリンソウ                   エンレイソウ ↓
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これはたぶんヤマハナソウ。(このブログに出てくる名前は手前調べであてになりません)

見晴らし台から20分ほどで頂上。標高は藻岩よりちょっと高い594m。
ガイドブックでみて知ってはいたけれど、頂上からの景観はわるいです。木々が邪魔してほとんど眺めはききません。
ひとりだし、怖いし(目下は熊)、せっかくあるベンチに腰掛けるまもなく下山の途につきました。写真を撮りながら降りてきてちょうど1時間ほどで無事到着。途中、4合目あたりでやっと女性3人のパーティとすれ違っただけの、しずかな登山でした。
今回決めたこと。これからひとりで登るときは、週末もしくは人気の山にすること。なるべく誰かと一緒に行くこと。なにかあって迷惑かけないように。
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by haru733 | 2013-05-31 00:00 | | Comments(2)

『フォトグラフス―ロバート・キャパ写真集』

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 20世紀最大の報道写真家キャパの処女作から遺作までを、オリジナル・プリントをもとに再現した決定版写真集。 (帯より)  訳・解説は沢木耕太郎さん。

20年も前の本なのに、せんじつ読んだ『キャパの十字架』の内容が、数ベージに渡る解説としてすでにここにあるのでした。
近年、解説の内容を再度深めるために何度もスペインを訪れて書かれたのが『キャパの十字架』。表紙の写真「崩れ落ちる兵士」を巡るドラマチックな一冊が気に入って、その本のなかに参考資料として掲載された写真群がちゃんと見たくなったのです。
なんにも知らない素人目にも、いいなと感じる写真がたくさんあって、2冊合わせてみるとより理解が広がる気がします。
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『ちょっとピンぼけ』

 その流れのまま、キャパの有名な手記『ちょっとピンぼけ』も読んでみました。しかし期待したほどではなく、さいごの方はやや苦痛でした。もうすこしエスプリに富んだ作品を想像していたせかな。翻文との相性もたぶん良くなかったのね。

スペイン内乱からインドシナ戦線まで五つの戦場の写真を撮ったキャパの、心の叫びを綴った恋と従軍の手記。
by haru733 | 2013-05-30 00:00 | | Comments(0)

断食の日の梅見

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 なまけた体にムチを打つべく断食をしながら(お茶とコーヒーは可)、気分転換のお出かけをしてすごす休日。
朝から、切り分けた卵焼きの端っこをつい口に放りこんでしまうという...おそるべき習慣の罠にかかりつつも、ぶじプチ断食まっとう。

資源回収の看板配り当番をおえて、見ごろを迎えている梅林公園の梅を見にいきました。
広い園内をぐるりと歩き、湿地帯から梅まつり会場へ出ると、ちょうど花ざかり。
名物の梅ソフトクリームは毎年たのしみにしているのですが、生憎、ことしは断食中なのでした....
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湿地にはイヌスギナが大繁殖。ミツガシワの群生地帯もあります。水芭蕉はもう終わってしまったみたい。

きょうは大人しくしていようと映画館へいくのをやめて(街は誘惑がいっぱい)、自宅でDVDをみてました。
せんじつ一挙放送していた『インファナル・アフェア』がきっかけか、ふと再見したくなった『蜘蛛女』、キアロスタミの『ライク・サムワン・イン・ラブ』。
『蜘蛛女』は子どもの頃観た以来だったけれど面白かったなあ。あの当時はなぜつまらないと思ったのか、お子ちゃまだったのね。トニー・レオンとゲイリー・オールドマン、若き日のミッキー・ロークは、似た色気があるとおもう。
by haru733 | 2013-05-28 22:27 | 日常 | Comments(2)

八剣山 *春

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 待ちに待った快晴、定山渓近郊の八剣山に登ってきました。まだ春紅葉の真っ最中、裸に近い木々もあるけれど、ウワサどおり絶景の山です。
久しぶりの夏山登山というのに、スリル満点切立つ岩稜の山を選んでしまったから、はじめはおっかなびっくり。徐々に慣れて下りは意外とスムーズでしたが。それにしても一歩間違えば真っ逆さま、お陀仏です...
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頂上から見た豊平川が翡翠のようでとてもキレイ。雪解け水のせいかな。
びっくりしたのは家族連れの多さでしょうか。まだ就学前の子が、登り1時間とはいえ難所もあるのに大したものです。小さいうちから自然のなかでいろいろ経験さえてあげて、いいなあとおもいます。今年密かな目標は、息子が部活を引退したら、いっぱい山に連れ出すことかもしれない..。

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山に登りはじめて3年目、春咲くのはだいたい白くて小さな花だとわかってきました。岩場のおおい山は爬虫類の宝庫で、ニホントカゲや細めのヘビが日向ぼっこしているのを見つけました。
by haru733 | 2013-05-26 22:21 | | Comments(2)

ライラックまつり

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 遅い春、花の咲かないままはじまったライラック祭りへ出かけました。
インド料理ブースで生ビールとサモサなどいただきながら。地元の吹奏楽の演奏を愛でるひと時。
ひと組目が終わったところで、そこから目的を決めずに散策しようと、大通り・ススキノの界隈へと歩き出しました。
山頭火でラーメンをすすり、Patagoniaをのぞいて、Brown Books Cafeで珈琲をいただきました。
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店内はステキなものがいっぱい。登山日和の日曜に使えそうな夏山ガイド道央編をみつけてさっそく購入。
本の品揃えがいいなー。
IKEUCHIですこし買い物してから、野球部の練習試合を観に帰りました。寒かった...
by haru733 | 2013-05-25 23:23 | おでかけ | Comments(2)

おみやげと

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  わたしに似ているという東北旅行のおみやげ(左)、そして、いやげもの(右)。
by haru733 | 2013-05-22 22:53 | モノローグ | Comments(0)

爪痕

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 東日本大震災から2年2ヶ月。なんにもなくなった大地、倒れた交番、防災対策庁舎、じっさいに行ってみなければこの被害の大きさは、やはりわかりきれなかったそうです。
若いころ仙台に住んでいたお義父さんと、同行した家人は、口々に想像以上だった被害の大きさを話してくれました。わたしも見ておきたかった。
by haru733 | 2013-05-22 00:00 | 旅行 | Comments(0)

アタメ! (1989年) 超変態的純愛物語

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 スペインの鬼才ぺドロ・アルモドバル監督による初期の恋愛もの。
惚れた女マリーナ(アブリル)のアパートに押し入り、ベッドに縛りつけ監禁して結婚を迫る男リッキー(バンデラス)は、寝食を得るため精神病院へ入退院をくりかえしてきた風がわりな男。彼はマリーナと結婚してまともな生活を送りたいと力ずくの求婚を繰り返し、やがて拒絶するばかりだったマリーナの心にも変化が訪れるのだが―。

好きすぎて変態的行動をとる純愛映画はだいすきです、笑。
『恋人たちのアパルトマン』『アンナと過ごした四日間』『愛に関する短いフィルム』『仕立て屋の恋』.....私的偏愛ジャンルの倒錯系プラトニック作品のお気に入りがまた増えてしまった。
ちなみにタイトルの『アタメ!』はスペイン語で「縛って!」という意味。

うら若きアントニオ・バンデラスの純粋な一途男ぶりがなんともかわいかったりします。そんなこと今までおもったこともなかったのに!インターナショナル俳優の母国時代の作品は、魅力を再発見することが多いかもしれない。先日見たアルモドバル×バンデラスの新作『私が、生きる肌』は、たしかに20年経てとても洗練されていたけれど、大事なところで変わっていない本編もなかなかでした。

(102min)
by haru733 | 2013-05-21 21:20 | スペイン映画 | Comments(0)

『キャパの十字架』 『善の哲学』

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 一枚の写真を執念で検証していく、上質な推理小説の趣。沢木氏の文章はいつも読みやすく、真実を希求するノンフィクションながら、スペインを旅する紀行文のたのしみもありました。
真贋を暴くことがキャパの名声を左右しかねないとしても、著者のキャパとの出会いや、真実を求める真摯な態度をしれば、グイグイ惹きつけられていくのはないでしょうか。
キャパとキャパの恋人ゲルダの人生で締めくくられるエピローグがとても清々しい後味。

趣味の登山で傾斜の写真を撮ったとき、実際見るよりずっとなだらかに写ってしまうのは、その特性ゆえだったと、本書が教えてくれました。「崩れ落ちる兵士」も転倒するほどの急斜面にはみえないもの。
それにしても、観ればみるほどフシギな写真です。
読了後、キャパの写真集が読みたくなって、『フォトグラフス―ロバート・キャパ写真集』『ちょっとピンぼけ 』、「CAPA&CAPA展」図録、借りてきました。

戦場カメラマン、ロバート・キャパが1936年、スペイン戦争の際に撮影した「崩れ落ちる兵士」は、そのあまりにも見事な迫真性が故に、長く真贋論争が闘われてきた。
本著はルポライターの沢木耕太郎が、4度にわたるスペインへの旅を重ねて驚くべき結論に辿り着く。76年間、封印されていた「真実」がついに明らかになる。  (「BOOK」データベースより)



 d0235336_13582177.jpg  『善の哲学―トルストイとニーチェ』 シェストフ著

いつか古書で購ったのは、きっと装丁のかんじと、善とニーチェというキーワードに惹かれたせい。
こちらも、ふたりの思想家の哲学に迫りながら真実を暴いでいるけれど、批判する向きはない読みやすい一冊。
文豪としか認識していなかったトルストイが、思秋期の精神的な彷徨を経て説教者になった後の姿は、せんじつ観た映画『終着駅 トルストイ最後の旅』(2009年)のイメージをそのまま拝借、すると、すんなり見えてくるところがあります。後半はニーチェの項。ここからややすこし難しくなるかも。
私的には、善=神という思考にどうしても馴染めないので、こんどは日本人が語る善を読んでみたいです。西田幾多郎氏の『善の研究』がよいかな。
by haru733 | 2013-05-20 00:00 | | Comments(0)

ocean

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  週末、日曜からの来客を迎える支度もほどほどに、海をみにいく。
厚田村のしずかな海です。
すぐそばの食堂で地元の海の幸をいただいてから、終わりかけた朝市を歩いて
オロロンラインの最南端、夕日の丘へ。

ついで、丘の上に見えている厚田 資料室へ足をのばしてみました。
厚田ゆかりの著名人4人が展示されているこの建物は、ずいぶん以前から建っていたけれど
入るのははじめて。
数年前にリニューアルされたのだそう。
なにげに、いや、気のせいではなくイヤな予感。
狭い館内にいる人みんなが学会員のような気がしてきて、
d0235336_2211976.jpgすごい早さで館をあとにしました。



そうして日曜の客人たちは、きのう東北へと旅立ちました。
我が家に車を置いて、空の玄関口・千歳空港から
被災地の現状を見て、観光して帰るそうです。
あすもう一度、おもてなしの支度をしなければ。
by haru733 | 2013-05-18 22:08 | おでかけ | Comments(0)


映画,読書,山,古物をめぐる―日々のきろく


by haru733

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